8月ごろに旬を迎える夏の味覚の野菜を、ふるさと納税の返礼品(寄付のお礼に届く品)から紹介します。
8月に届く野菜は、置き場所で2つに分かれます。だだちゃ豆・とうもろこし・なす・トマト・ピーマン・オクラの置き場所は、野菜室か冷凍室です。床に置くのは、かぼちゃだけです。
かぼちゃは、常温に置いておくと甘くなります。冷蔵庫に入れると、甘みが上がりきりません。
8月に予約しておく返礼品
8月に予約しておく返礼品はありません。野菜の先行予約(採れる前に申し込んでおく受付)には締切の日付がなく、枠が埋まった時点で受付が終わります。
8月に採れる北海道のとうもろこしは、5月から6月に受付が開きます。次の年のとうもろこしを申し込むなら、その時期に申し込んでください。アスパラガスは2月から3月、淡路島の新玉ねぎは1月から2月です。
このあと申し込む時期に気をつけたいのは、11月の白菜です。年内に受け取りたい白菜は、11月中に申し込んでください。
8月に旬を迎える野菜
| もの | ひと言 |
|---|---|
| 枝豆(だだちゃ豆など) | 産地によっては並ぶのが2週間だけ |
| とうもろこし | 北海道の露地ものが採れる |
| かぼちゃ | 置くほど甘くなる。床へ置く |
| なす | 最盛期。2kgで20本ほど |
| トマト | 北海道と高原の産地が採る |
| ピーマン | 冷蔵で2週間ほどもつ |
| オクラ | 沖縄や鹿児島から届く |
枝豆(だだちゃ豆など)
だだちゃ豆が並ぶのは、産地によっては8月の2週間だけです。だだちゃ豆は山形県の庄内地方で受け継がれてきた在来種で、畑での育ち方がふつうの枝豆と違います。
さやが実ってから味がのるまでの日数が短く、同じ畑の株が一斉にその時期を迎えるので、収穫は2週間ほどに集中します。受付が閉じるのも、その前後です。
産地のページには、「8月中旬から下旬の発送」と書いてあることが多いです。その枠が埋まると、次の年まで待つことになります。
さや付き1kgは、大人4人が1回で食べきる量です。3〜4分ゆでたら、かために上げて、うちわで冷ましてください。水にさらすと豆が水を吸い、味が薄まります。半分を保存袋に入れて凍らせれば、1か月ほど食べられます。
受付が開く日を、どうやって知るのですか
申し込みサイトの返礼品ページに、入荷のお知らせを受け取る欄が付いていることがあります。前の年に申し込んだ自治体から、案内の便りが届くこともあります。受付が始まる前に、目当ての市や町のページをお気に入りに入れておいてください。
とうもろこし
北海道のとうもろこしが採れるのは、8月です。7月に並ぶのは本州の露地ものです。産地が北へ移るので、北海道の旬はひと月遅くなります。
とうもろこしの返礼品を選ぶときは、生のまま届くものか、凍った状態で届くものかで、見るところが分かれます。
生のまま届くものは、採ってから箱に入るまでが短いページを選んでください。株から離れたあとも、実は呼吸を続けて、たくわえた糖を使うからです。受け取ったら、皮つきのまま野菜室に立てて入れます。
凍った状態で届くものは、採った日にゆでてから凍らせたものです。凍らせた時点で糖を使う呼吸が止まり、甘みが残ります。そのまま冷凍室に移せば、もちは2〜3か月です。
お盆の前後に台所に立てない日が続くなら、凍った状態で届くものを選ぶと、受け取ったあとの手間が少なく済みます。生のものは着いた日にゆでる必要があります。凍ったものは冷凍室に移すだけで、食べる日を先に延ばせます。
かぼちゃ
かぼちゃは、置いておくあいだに甘くなります。畑から採ったばかりの実は、中身のほとんどがでんぷんです。
でんぷんそのものには甘みがありません。かぼちゃの中では酵素がはたらいていて、でんぷんを少しずつ糖へ分解します。この分解は、採ったあとも止まりません。
分解が進むと、口に入れたときの甘みが増します。丸ごと常温に置いて2〜3週間たつと、甘みはほぼ上がりきります。冷やすと分解が遅くなるので、届いたかぼちゃは箱から出して床に置いてください。
丸ごとのかぼちゃは、皮があるので中の水分がほとんど蒸発しません。日の当たらない床に新聞紙を敷いて置けば、1か月ほど保存できます。2玉セットは1玉1.5〜2kgです。2玉を置くのに要る床は、幅50センチ・奥行き30センチです。
包丁を入れると、日持ちは丸ごとのときよりずっと短くなります。切り口から水が抜け、種とわたのあたりから傷むからです。半分に割ったら、スプーンで種とわたをかき出し、切り口にラップをして冷蔵庫に入れてください。切ったかぼちゃは、3〜4日で使い切ります。
なす
なすは、8月にいちばん量が出ます。2kgでおよそ20本です。
そのまま冷やすと、3日で皮のつやが消えます。なすの張りは中の水分で保たれているので、水が抜けたぶんだけ実がしぼみます。
受け取った日に、半分の10本を焼きなすにしてください。魚焼きグリルで皮が黒くなるまで焼いたら、水にとって皮をむきます。1本ずつ包んで凍らせておけば、解けたあとそのまま出汁につけられます。
残りの10本は、1本ずつ新聞紙で包んで野菜室に入れてください。8度を下回る場所に置くと、果肉に茶色いしみが出ます。新聞紙で包むと、冷え方がゆるやかになります。
トマト
8月にトマトを採るのは、北海道と高原の産地です。本州の平地は夜も気温が下がらず、実がうまく色づきません。
トマトは、昼にためた糖を夜の呼吸で使います。夜が涼しいほど呼吸がゆるやかになり、使われずに残る糖が増えます。8月に標高の高い畑や緯度の高い畑のトマトが出てくるのは、夜の気温が低いためです。
箱で届いたら、まず全部を出して赤さで分けてください。赤いものは野菜室に入れ、肩に青みが残るものは新聞紙に包んで常温に置きます。青いまま冷やすと実の中で色づきが進まず、赤くならないまま日が過ぎてしまいます。
トマトはヘタを下にして、重ねずに1段で並べてください。重ねると、下の実が上の実の重さでへこみます。
ピーマン
ピーマンとパプリカは、同じ仲間の別の品種です。どちらもとうがらしの仲間で、辛みのない実を大きく育てたものです。
ピーマンは緑のうちに採るので実がしまり、苦みが残ります。パプリカは実が完全に色づくまで畑に置くので、糖が増えて肉も厚くなります。パプリカは畑で育てる日数が2か月ほど長く、そのぶん寄付額も高めです。
8月に届くピーマンは、夏の終わりまで採り続けた株のものです。1袋150gほどで、5〜6個入っています。1個ずつ紙で包んでからポリ袋へ入れ直すと、冷蔵で2週間もちます。
細切りにして凍らせれば、もちは1か月です。凍らせたピーマンは、炒めものや肉詰めの具に使ってください。
オクラ
8月に届くオクラは、沖縄や鹿児島の畑のものです。オクラはもともと暑い土地の作物で、気温が上がるほど実の伸びが速い野菜です。
実が速く伸びるので、採るのが1日遅れると大きくなりすぎます。10センチを超えたものは、さやの内側に筋が立ちます。届いた箱に大きいものが混じっていたら、輪切りにせず、縦に割って中の種だけを使ってください。
7〜8センチのものは、塩をふってまな板で転がし、うぶ毛を落としてから1分半ゆでます。ヘタは、ゆでたあとに切ってください。先に切ると切り口から水が入り、味が薄まります。
1袋100gほどで、8本ほどです。小口切りにして凍らせれば1か月もち、凍ったまま味噌汁に入れられます。
よくある質問
Q. だだちゃ豆と、ふつうの枝豆はどう違いますか?
だだちゃ豆は山形県の庄内地方の在来種で、さやの毛が茶色く、粒にくびれが出ます。味がのる日数が短いので、収穫は2週間ほどに集中します。ふつうの枝豆は7月から9月まで産地を移りながら並びます。
Q. かぼちゃを2〜3週間より長く置くと、もっと甘くなりますか?
甘みが上がりきったあとは、実が自分の呼吸に糖を使いはじめます。丸ごとで置いておけるのは、1か月が目安です。1か月を過ぎると身の色が薄くなり、口に入れたときのほくほく感がなくなっていきます。
Q. なすを冷やすと、なぜ茶色いしみが出るのですか?
なすはもともと暑い土地の作物なので、8度を下回る場所に置くと細胞の膜がいたみます。茶色いしみは、この膜のいたみです。新聞紙で1本ずつ包んでから冷やすと、冷え方がゆるやかになります。
Q. 凍ったまま届くとうもろこしは、どう食べますか?
袋のまま熱湯に入れるか、皿にのせて電子レンジにかけてください。解けきってから加熱すると、粒から水が出て味が薄まります。凍ったまま火を通せば、粒の張りが残ります。
Q. 帰省で家を空ける週に届いたら、どうなりますか?
生鮮の返礼品は、ほとんどの場合、宅配ボックスに入れてもらえません。留守にしていると配達員が荷物を持ち帰るので、再配達を頼むことになります。着く日を指定できるページを選んで、帰省の前後をまたがない日に合わせてください。
まとめ
- 8月に予約しておく返礼品はない。11月の白菜まで、気にする締切は来ない
- だだちゃ豆は収穫が2週間に集まる。受付もその前後で閉じる
- 北海道のとうもろこしが採れるのは8月。凍った状態のものは冷凍室で2〜3か月
- かぼちゃは丸ごと常温で2〜3週間。酵素がでんぷんを糖へ分解していく
- 2玉セットなら床は幅50センチ・奥行き30センチ。切ったら3〜4日で使い切る
- なすは2kgで20本。半分を焼きなすにして凍らせ、残りは新聞紙で包む
- 8月のトマトは北海道と高原の産地。夜が涼しいほど糖が残る
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8月の申し込みで、迷いやすいところ
表とカードでは書ききれない、締切の理由や選び分けをまとめています。
- 黒枝豆の返礼品は、10月の上旬に届くか下旬に届くかで味が変わります
丹波の黒枝豆は、10月上旬から2〜3週間しか採れません。上旬はさっぱり、中旬はもっちり、下旬は黒豆に近いこくと、同じ畑でも採る時期で味とゆで時間が変わります。返礼品のページで発送時期を選ぶときの見方まで。 - 里芋の返礼品は、大きさがそろっていなくても普通です
ふるさと納税の里芋は、大小の混ざった箱で届くことがよくあります。1つの株から大きさの違う芋が採れるためです。届いた日の分け方と使い分け、申し込む前にページで見る言葉まで。 - さつまいもの返礼品は、掘りたてが甘いとはかぎりません
ふるさと納税のさつまいもは、品種だけでなく、産地で寝かせた日数と家での焼き方でも甘さが変わります。商品ページの「貯蔵」「熟成」の見分け方と、掘りたてが届いたときの置き場所、焼き方まで。 - ふるさと納税の新米、9月に探すともう遅い。先行予約の見方と、産地別の届く時期カレンダー
ふるさと納税の新米は、届く時期が産地で1か月半ずれます。九州は8月に着き、北海道は10月に着きます。人気の自治体は収穫前に締めるので、探すのは8月です。先行予約は3つの型に分かれます。
8月に見るものを、1つの表で
| もの | ひと言 |
|---|---|
| 枝豆(だだちゃ豆など) | だだちゃ豆が並ぶのは、8月の2週間だけという産地もあります |
| とうもろこし | 北海道のものが採れるのは8月です。冷凍なら2〜3か月もちます |
| かぼちゃ | 丸ごと2〜3週間置いたほうが甘くなります。1玉1.5〜2kgです |
| なす | 8月がいちばん量の出る月です。1本ずつ新聞紙で包んで冷やします |
| トマト | 北海道や高原の産地が8月に採ります。重ねると下の実がへこみます |
| ピーマン | 夏の終わりまで採れます。冷蔵で2週間ほどもちます |
| オクラ | 沖縄や鹿児島のものが8月に採れます。うぶ毛は塩で落とします |
ほかの月と、ほかのカレンダー
ふるさと納税の決まりは、年ごとに見直されます。控除の上限額も、返礼品として出せる品の 基準も、去年と同じとはかぎりません。申し込む前に、自治体と、さとふる・楽天ふるさと納税 などの申込サイトの記載を確かめてください。