7月ごろに旬を迎える夏の味覚の野菜を、ふるさと納税の返礼品(寄付のお礼に届く品)から紹介します。
7月は、実ものの野菜がいちばん多く並ぶ月です。トマト・なす・きゅうり・ピーマン・オクラ・ズッキーニがそろい、とうもろこしと枝豆も加わります。
とうもろこしと枝豆を選ぶときは、産地や寄付額ではなく、採ってから何時間で箱に入るかを見てください。7月は箱が続けて届くので、冷蔵庫の中身を先に減らしておきましょう。
7月に予約しておく返礼品
7月に予約しておく返礼品はありません。野菜の先行予約(採れる前に申し込んでおく受付)には締切の日付がなく、枠が埋まった時点で受付が終わります。
早めに申し込みたいのは、北海道のとうもろこしとアスパラガス、淡路島の新玉ねぎです。3つとも、7月には受付をしていません。申し込む時期は、とうもろこしが5月から6月、アスパラガスが2月から3月、新玉ねぎが1月から2月です。
このあと申し込む時期に気をつけたいのは、11月の白菜です。年内に受け取りたい白菜は、11月中に申し込んでください。12月に入ると、年内発送の枠が埋まっていることがあります。
7月に旬を迎える野菜
| もの | ひと言 |
|---|---|
| とうもろこし | 採った日から糖が減る。朝どり即日を選ぶ |
| 枝豆 | 前半は白毛豆、後半から茶豆系 |
| トマト | 最盛期。大玉・中玉・ミニで使い道が分かれる |
| なす | 長なす・米なす・水なすが並ぶ |
| きゅうり | 板ずりしてから漬ける |
| ピーマン | 赤いものは同じ株で熟したもの |
| オクラ | うぶ毛を落としてからゆでる |
| ズッキーニ | 大きいものはすりおろす |
とうもろこし
とうもろこしの糖は、採ったときから減りはじめます。株から切り離したあとも、実が呼吸を続けるからです。呼吸とは、実がたくわえた糖を使って自分の細胞を保つはたらきのことです。使われた糖は戻りません。
呼吸の速さは温度によって変わります。25度の台所に置いた実は、5度の野菜室に置いた実より速く糖を使います。糖がいちばん大きく減るのは、夏の常温に1日置いたときです。
商品ページでは、2つの点を確かめてください。産地が朝のうちに実を採っているかどうかと、採った日のうちに発送しているかどうかです。両方が書いてあれば、採ってから届くまでがおよそ1日に収まります。
受け取ったとうもろこしは、皮つきのまま野菜室に立てて入れてください。皮を残しておくと、実の水分が蒸発しにくくなります。寝かせて置くと穂先が曲がり、粒の並びがくずれます。
返礼品は10本入りが基本です。1日に2本ずつ食べても、5日かかります。届いた日に半分の5本をゆでて、粒を外してください。粗熱が取れたら包丁で粒を落とし、冷凍用の袋へ平らに入れます。10本ぶんの粒なら、牛乳パック1本ほどの容積です。
冷凍で届くものは、甘みが抜けていませんか
採った日にゆでて凍らせたものなら、甘みは残っています。凍らせた時点で、糖を使う呼吸が止まるからです。生のものは発送の速さを、冷凍のものはゆでてから凍らせているかどうかを見てください。
枝豆
枝豆も、さやの中の豆が呼吸を続けて糖を使います。とうもろこしと同じように、採った日のうちに発送する返礼品を選んでください。
7月のあいだに、並ぶ枝豆の種類が入れ替わります。前半から出るのは白毛豆で、さやの毛が白く、味が淡いので量を食べられます。後半から並ぶのは茶豆系です。茶豆系は薄皮が茶色く、香りが強く出ます。
前半に申し込むと、並んでいるのはほぼ白毛豆です。香りの強い茶豆系を待つなら、後半の受付を見てください。
さや付き1kgは、大人4人が1回で食べる量です。3〜4分ゆでたら、かために上げて、うちわで冷ましてください。水にさらすと豆が水を吸い、味が薄まります。2回に分けて食べるなら、受け取った日に全部をゆで、半分を保存袋に入れて凍らせてください。冷蔵のまま置くと3日で色が抜けますが、凍らせた枝豆は1か月もちます。
トマト
トマトは、大きさで使い道が分かれます。実が大きいほど中の水が多く、小さいほど糖が濃く残ります。
| 大きさ | 1個の重さ | 向く食べ方 |
|---|---|---|
| 大玉 | 200g前後 | 生でスライス、煮こみ |
| 中玉 | 40〜60g | 丸ごと焼く、マリネ |
| ミニ | 15〜20g | そのまま、弁当、ソース |
4kgの箱なら、大玉でおよそ20個、ミニで200個ほどです。ミニは小さいぶん皮が固いので、マリネにするときは湯にくぐらせて皮をむいてください。皮をむいておくと口ざわりがそろいます。
7月はトマトの最盛期で、箱の単位も大きくなります。200g前後の大玉なら、野菜室に並べて入るのは20個までです。食べきれないぶんは、ヘタを取って丸ごと凍らせてください。凍った実に水を当てると皮がするりとむけ、そのまま煮こみに使えます。
なす
なすは、形で火の入れ方が分かれます。返礼品で並ぶなすは、大きく分けて3種類です。
- 長なす……1本100〜150g。皮が薄く、炒めものと焼きなすへ
- 米なす……1個300g前後。皮が固く実がしまる。厚切りにして田楽やグリルへ
- 水なす……1個150g前後。水が多くアクが少ない。生のまま浅漬けへ
2kgなら、およそ20本です。届いた日に半分を焼きなすにして、1本ずつ包んで凍らせてください。凍らせた焼きなすは、解けたあとそのまま出汁につけられます。
残りのなすは、1本ずつ新聞紙で包んで野菜室に入れてください。8度を下回る場所に置くと、果肉に茶色いしみが出ます。新聞紙で包むと、冷え方がゆるやかになります。
きゅうり
きゅうりは、板ずりしてから漬けると味が入ります。板ずりは、まな板にのせたきゅうりに塩をふり、手のひらで転がすやり方です。
きゅうりの表面には、水をはじく細かい粒が並んでいます。塩でこすってこの粒を取ると、皮から調味液がしみこむようになります。板ずりをしないと、浅漬けにしても中まで味が入りません。
浅漬けに使うのは、きゅうりの重さの3%の塩とポリ袋だけです。1本を乱切りにして塩をふり、袋の外からもんで30分置きます。冷やして、その日のうちに食べきってください。
5kgなら50本です。夏の常温では2日でしなびるので、1本ずつ紙で包んでポリ袋に入れ、野菜室に立てておいてください。紙で包めば1週間もちます。
ピーマン
箱の中に赤いピーマンが混じっていたら、同じ株で熟したものです。別の品種ではありません。
ピーマンは、緑のうちに採れば実がしまっていて、採らずに置けば赤く色づきます。赤くなるあいだに糖が増え、苦みが減って甘みが強くなります。そのかわり実がやわらかいので、赤いピーマンは肉詰めより炒めものとマリネ向きです。
1袋150gほどに、5〜6個入っています。緑のピーマンは冷蔵で2週間もちますが、赤いピーマンは1週間ほどです。赤いほうから先に使ってください。
苦みが気になるなら、繊維に沿って縦に切ってください。横に切ると繊維が切れて、苦みのもとが外へ出ます。
オクラ
オクラは、うぶ毛を落としてからゆでます。表面の毛が残ると、口の中でちくちくするからです。
オクラをまな板に並べて塩をひとつまみふり、手のひらで転がしてください。緑が濃くなれば、毛は落ちています。塩を洗い流さずにそのまま湯に入れると、緑の色が濃く残ります。
ゆで時間は1分半です。ヘタは、ゆでたあとに切り落としてください。先に切ると切り口から水が入り、味が薄まります。
1袋100gほどで、8本ほどです。小口切りにして凍らせれば1か月もちます。凍ったまま味噌汁に入れられるので、ゆでた日に切っておくと、あとの手間が減ります。
ズッキーニ
大きく育ったズッキーニは、すりおろして使えます。1本400gを超えると種が固くなり、輪切りにすると種が口に残るからです。
皮ごとすりおろして、水気を軽く絞ってください。小麦粉と卵をつなぎにして焼くと、1本でお好み焼き2枚ぶんになります。スープに入れれば、とろみが付きます。
200〜300gのものは、1センチの輪切りにして油で焼いてください。切り口が色づくと甘みが出ます。
1本ずつ紙で包んでポリ袋へ入れ、野菜室に立てておくと1週間もちます。輪切りにして凍らせた場合のもちは、1か月です。
よくある質問
Q. 朝どりと書いていないとうもろこしは、避けたほうがよいですか?
凍った状態で届くものや真空パックのものなら、その表記がなくても糖は残っています。ゆでて凍らせた時点で、糖を使う呼吸が止まるからです。生のまま届くものだけ、採った時間と発送の日を見てください。
Q. とうもろこしは、生のまま凍らせられますか?
皮をむいて生のまま凍らせると、解けたときに粒から水が出ます。ゆでるか蒸すかしてから凍らせてください。加熱すると実の中の酵素がはたらかなくなり、解けたあとも歯ざわりが残ります。
Q. 枝豆のさや付き1kgは、何人ぶんですか?
大人4人が1回で食べきる量です。さやを外すと、豆の重さは半分ほどになります。2回に分けるなら、受け取った日に全部をゆでて、半分を凍らせてください。
Q. 水なすは、生でそのまま食べられますか?
生で食べられる品種です。アクが少なく水が多いので、手で裂いて塩をふるだけで1品になります。手で裂くと断面がぎざぎざになるので、包丁で切るより塩がよく絡みます。
Q. オクラに、五角のものと丸いものがあるのはなぜですか?
五角のものと丸いものは、別の品種です。五角のオクラは若いうちに採るので、歯ざわりが残ります。丸さやのオクラは、大きく育っても筋が出にくい品種です。どちらも同じゆで方で使えます。
まとめ
- 7月に予約しておく返礼品はない。次に気にする月は、11月の白菜
- とうもろこしの糖は採った日から減る。朝どりと即日発送の両方が書いてあるページを選ぶ
- 10本届いたら、その日に5本をゆでて粒を外し、冷凍用の袋へ平らに入れる
- 枝豆は前半が白毛豆、後半から茶豆系。ゆでて凍らせれば1か月
- トマトは大玉200g、中玉40〜60g、ミニ15〜20g。4kg箱に20個ほど入る
- なすは長なす・米なす・水なすで火の入れ方が分かれる
- きゅうりは板ずりしてから漬ける。オクラは塩で毛を落として1分半ゆでる
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7月の申し込みで、迷いやすいところ
表とカードでは書ききれない、締切の理由や選び分けをまとめています。
- ふるさと納税の新米、9月に探すともう遅い。先行予約の見方と、産地別の届く時期カレンダー
ふるさと納税の新米は、届く時期が産地で1か月半ずれます。九州は8月に着き、北海道は10月に着きます。人気の自治体は収穫前に締めるので、探すのは8月です。先行予約は3つの型に分かれます。
7月に見るものを、1つの表で
| もの | ひと言 |
|---|---|
| とうもろこし | 採った日から甘みが抜けます。朝どりで即日発送のものを選びます |
| 枝豆 | 前半は白毛豆、後半から茶豆系です。さや付き1kgで大人4人ぶんです |
| トマト | 7月が最盛期です。青みが残るものは常温、赤いものは野菜室へ |
| なす | 2kgで20本ほど。焼きなすにして凍らせると1か月もちます |
| きゅうり | 7月が最盛期です。塩もみして絞ってから凍らせます |
| ピーマン | 肉厚のものは冷凍向きです。切ってから凍らせます |
| オクラ | 1袋100gほど。塩ずりしてゆで、小口切りで凍らせます |
| ズッキーニ | 輪切りにして凍らせれば1か月もちます。炒めものや汁ものに使えます |
ほかの月と、ほかのカレンダー
ふるさと納税の決まりは、年ごとに見直されます。控除の上限額も、返礼品として出せる品の 基準も、去年と同じとはかぎりません。申し込む前に、自治体と、さとふる・楽天ふるさと納税 などの申込サイトの記載を確かめてください。