ふるさと納税の返礼品(寄付のお礼に届く品)から、8月ごろに旬を迎える魚介・海鮮を、夏の味覚として紹介します。
8月は、夏の漁の終わりと秋の品の受付の始まりが重なる月です。岩牡蠣は8月末で出荷を止める産地があり、北海道のウニ漁も8月で終わります。
いっぽうで、秋に届くいくらは8月から申し込みを受け付けます。8月にやることは2つあり、夏の品を月内に決めることと、秋の品を先に申し込んでおくことです。
8月に予約しておく返礼品
新物のいくら
9月から10月に届く秋のいくらは、8月に受付が始まります。北海道で新物が作られるのは、秋鮭が川へ戻る時期に限られます。そのため自治体は、鮭が獲れる前に申し込みを集めます。
新物というのは、その年に取った卵を漬けたものです。9月と10月以外の月に並ぶのは、前の年に取って凍らせておいた卵です。両者は粒の皮のやわらかさに差があり、新物の粒は口の中でつぶれやすくなっています。
寄付額は250グラムで1万円台からです。丼にするなら1杯に50グラムほど使うので、250グラムで丼5杯ぶんになります。漬け方は、塩漬けとしょうゆ漬けの2つです。塩漬けはしょうゆ漬けより日持ちが長く、めんつゆやしょうゆで好みの濃さに味をつけられます。
8月に申し込んで、9月に届かないことはありますか
秋鮭の水揚げしだいで、10月に回ることがあります。その年に秋鮭が川へ戻るのが遅いと、加工が後ろへずれるためです。届く月の幅は商品ページに書かれています。
8月に旬を迎える魚介・海鮮
| もの | ひと言 |
|---|---|
| 岩牡蠣 | 8月末で出荷を終える産地がある |
| アワビ | 凍らせたものは3か月ほど置ける |
| ウニ | 利尻・礼文の漁は8月で終わる |
| スルメイカ | 塩辛や松前漬けが並ぶ |
| ハモ | 骨切り済みなら湯にくぐらせるだけ |
| 太刀魚 | 旬は8〜10月 |
岩牡蠣
岩牡蠣の出荷は、産地によっては8月末で終わります。岩牡蠣は産卵を終えたものから順に身が痩せるので、出荷できるのは身が痩せる前までです。
主な産地は、日本海側の石川・鳥取・島根と、東北の岩手や秋田です。水温の上がる早さが海ごとにずれるので、9月まで出す産地もあれば、8月の中旬で締める産地もあります。
夏のあいだに頼むなら、8月の上旬までに決めてください。上旬までなら、選べる品がまだ残っています。むき身の冷凍なら1か月ほど置けるので、食べる日を9月へずらせます。
アワビ
凍らせたアワビの日持ちは、3か月ほどです。夏に届いたアワビを、秋の食卓まで取っておけます。
解かすときは、冷蔵庫で1日かけてください。氷水につけると早く解けますが、身が締まって固くなります。急いで解かすほど、噛みごたえが強くなると考えてください。
刺身にするなら、殻から外して薄く切ります。加熱するなら、酒を張った鍋で15分ほど蒸し煮にしてください。蒸したアワビは身がやわらかくなり、刺身とはまったく違う食感の一皿になります。
ウニ
北海道のウニ漁の終わりは、8月です。6月に始まった漁は、ウニが産卵の時期に入ると止まります。
9月から翌年の5月までに並ぶのは、凍らせたウニか、外国の海で獲ったウニです。国内の生ウニを食べるなら、8月が最後の月になります。
夏の終わりに頼むなら、着日を指定できるページを選んでください。8月は配送の途中も気温が高く、受け取れない日に届いた冷蔵の品はそのまま傷んでしまいます。
スルメイカ
8月のスルメイカの返礼品は、加工した品が中心です。漁の量が多い時期が続くため、産地は獲れたイカを塩辛や松前漬けに加工します。
塩辛は身とわたを混ぜて熟成させたもの、松前漬けはするめと昆布を細く切って、しょうゆとみりんに漬けたものです。どちらも小分けの容器に入って届く、ごはんのおかずです。
生のまま凍らせた品なら、そうめんの具にもできます。細く切って冷たいつゆに入れるだけで、夏の食卓にそのまま出せます。
ハモ
ハモは、夏に脂がのる魚です。産卵を控えた6月から8月に身が太ります。
ハモには小骨が多いので、骨切りという下ごしらえが要ります。骨切りは皮を残したまま身に細かく包丁を入れる作業で、家の包丁では刃を通しにくい作業です。返礼品では、骨切りを済ませたハモが並びます。
湯にくぐらせて氷水で締めれば、湯引きになります。梅肉かポン酢だけで食べられるので、火にかける時間は1分もかかりません。
太刀魚
太刀魚の旬は、8月から10月です。太刀魚は夏から秋にかけて浅い海へ寄ってくるので、この時期に多く獲れます。
太刀魚は体が細長く、うろこの代わりに銀色の膜で覆われた魚です。膜を洗い落とさずに焼くと、皮が香ばしく焼き上がります。返礼品では、塩焼き用に切り分けたものが多く並びます。
身は白くやわらかく、火を通しても固くなりません。塩焼きのほか、バターで焼く食べ方にも向いています。3枚におろした切り身なら、フライパンで片面を3分ずつ焼いてください。
よくある質問
Q. いくらは、届いてからどれくらい置けますか?
凍らせたまま冷凍庫に入れておけば、3か月ほど置けます。解かしたあとは冷蔵庫で3日から4日です。小分けのカップで届くものを選ぶと、1回ぶんずつ解かせるので使いきれます。
Q. 9月に入ってから、新物のいくらを申し込めますか?
申し込めるページは残りますが、選べる品は少なくなります。人気の産地は8月中に受付を締めるためです。粒の大きさや漬け方を選びたいなら、品数の多い8月に決めておいてください。
Q. 8月に生の魚介を頼んでも大丈夫ですか?
着日を指定できるページを選んでください。冷蔵の品は、受け取れない日に届くと玄関先で温度が上がります。日にちを決められないなら、凍らせた品か、常温で置ける煮貝を選ぶと確実です。
Q. 夏の海鮮は、いつまでに申し込めばよいですか?
岩牡蠣は8月の上旬まで、国内の生ウニは8月中が目安です。どちらも産卵で身が痩せる時期に出荷が止まります。太刀魚とスルメイカは秋まで続くので、急がなくても間に合います。
まとめ
- 8月に予約するのは新物のいくら。9月から10月に届くぶんの受付が始まる
- 新物は、その年に取った卵を漬けたもの。250グラムで丼5杯ぶん
- 岩牡蠣の出荷は産地によって8月末まで。むき身の冷凍なら1か月置ける
- 凍らせたアワビは3か月置ける。解かすのは冷蔵庫で1日かけて
- ウニ漁は8月で終わる。国内の生ウニを頼めるのは8月まで
- スルメイカは塩辛と松前漬けが並ぶ。生のものはそうめんの具にできる
- 太刀魚の旬は8〜10月。銀の膜を落とさずに焼くと皮が香ばしくなる
商品は楽天で探して、★4.3以上のものを、レビューの多い順に並べています。 ★の数も価格も、売り切れかどうかも日ごとに書き替わります。押した先の商品ページで、いまの表示を確かめてください。
8月の申し込みで、迷いやすいところ
表とカードでは書ききれない、締切の理由や選び分けをまとめています。
- ふるさと納税のサンマは、尾数ではなく1尾のグラム数で決まります
10尾で届いても、1尾100gと150gでは届く重さが1.5倍違います。表示の読み方をそろえます。 - ふるさと納税の秋鮭は脂が少ない。銀鮭・紅鮭・トラウトサーモンとの選び分け
ふるさと納税で届く鮭は4種類あります。秋鮭は川へ戻ってきたところを沿岸で獲るシロザケで、脂が少ないぶん塩焼きと鍋に向きます。甘塩と辛塩の違い、切り身と半身の量、冷凍庫に入るかまで。 - ふるさと納税のいくら、夏に頼むと前の年のものが届きます。秋の海鮮で外さない3つの見かた
ふるさと納税のいくらは、作られるのが9月と10月の2か月だけ。8月に並んでいるのは前の年のぶんです。鮭と鱒のいくらは粒の大きさが違い、ホタテは青森と北海道で旬が逆になります。
8月に見るものを、1つの表で
| もの | ひと言 |
|---|---|
| 新物のいくら(先行予約) | 9〜10月に届く秋の新物は、受付が8月に始まります申し込みどき:8月までに申し込む → 9〜10月着 |
| 岩牡蠣 | 産地によっては、出荷が8月末で終わります |
| アワビ | 夏が旬です。冷凍のものは3か月ほど置けます |
| ウニ | 8月で旬の盛りが終わります。生のものは8月中に申し込みます |
| スルメイカ | 8月も漁が続きます。塩辛や松前漬けにしたものが並びます |
| ハモ | 夏が旬の魚です。骨切り済みなら湯にくぐらせるだけです |
| 太刀魚 | 旬は8〜10月です。塩焼き用の切り身が多く並びます |
ほかの月と、ほかのカレンダー
ふるさと納税の決まりは、年ごとに見直されます。控除の上限額も、返礼品として出せる品の 基準も、去年と同じとはかぎりません。申し込む前に、自治体と、さとふる・楽天ふるさと納税 などの申込サイトの記載を確かめてください。