ふるさと納税の返礼品(寄付のお礼に届く品)から、夏の味覚のうち6月ごろに旬を迎える野菜を紹介します。
6月の野菜で困るのは、届く量の多さです。じゃがいもは10kg箱が多く、夏の家に置くと1か月ほどで芽が出はじめます。トマト、きゅうり、ズッキーニ、なす、ピーマンも箱で届きます。
申し込む前に、何kg箱にするかを決めておいてください。
6月に予約しておく返礼品
6月に予約しておく返礼品はありません。野菜の先行予約(採れる前に申し込んでおく受付)には決まった締切日がなく、枠が埋まったときに受付が閉じるからです。
6月に受付が開いているのは、北海道のとうもろこしです。旬が8月なので、2〜3か月前の5月から6月が申し込みどきで、6月がその終わりにあたります。枠は人気の農家のページから埋まっていきます。
淡路島の新玉ねぎの申し込みどきは1月から2月、北海道のアスパラガスは2月から3月です。じゃがいもを選ぶときは、同じ自治体が8月着のとうもろこしを出していないかも確かめてください。
6月に旬を迎える野菜
| もの | ひと言 |
|---|---|
| じゃがいも | 10kg箱が多い。夏は1か月で芽が出る |
| トマト | 雨の少ない初夏に甘みが濃くなる産地も |
| きゅうり | 1本100g。5kgで50本ほど |
| ズッキーニ | 1本200〜300g。紙で包んで立てる |
| なす | 8度を下回るとしみが出る |
| ピーマン | ヘタから傷む。袋から出して冷やす |
じゃがいも
芋から芽が伸びはじめるまでの日数は、置いた場所の温度で決まります。掘りたての芋は、土の中で冬を越すための休眠に入っています。休眠のあいだは、芽になるところが伸びません。
休眠が終わると、芽が伸びはじめます。置いた場所が暖かいほど、休眠は早く終わります。冬の廊下なら2〜3か月、夏の台所なら1か月ほどです。
10kgは、1個100gほどで100個ぶんです。
| 食べる人数 | 1回に使う量 | 週の回数 | 1か月に使う量 | 10kgを使いきる月数 |
|---|---|---|---|---|
| 1〜2人 | 2個(200g) | 3回 | 2.4kg | 4か月 |
| 3〜4人 | 5個(500g) | 3回 | 6kg | 1.7か月 |
| 5人以上 | 8個(800g) | 3回 | 9.6kg | 1か月 |
夏は1か月で芽が出ます。表の右端と見比べると、10kgを芽の出る前に使いきれるのは5人以上の家です。3〜4人なら5kg箱を選ぶか、10kgを頼んで半分を届いた日に蒸してください。蒸してつぶした芋は、冷凍で1か月もちます。
じゃがいもは、新聞紙を敷いた日の当たらない床に置いてください。段ボールのまま置くと、中に熱と湿気がこもって芽が早く伸びます。10kgなら新聞紙4枚ぶん、およそ110×80センチの床が要ります。りんごが1個あれば、いっしょに置いてください。りんごが出すエチレンというガスには、芽の伸びを抑える働きがあります。
トマト
トマトの甘さは、根が吸う水の量で決まります。根から吸い上げた水は実へ送られ、水がたくさん届けば中の糖はそのぶん薄まります。水が少なければ、同じ量の糖でも甘みを濃く感じます。
水を絞って育てる産地があるのは、そのためです。梅雨に入る前の初夏は雨の日が少なく、この育て方に合う時期です。商品ページに「高糖度」「フルーツトマト」とあるのは、水を絞って育てたトマトです。
4kgの箱なら、1個160gほどのトマトが25個入ります。野菜室の底が幅40センチ、奥行き35センチなら、ヘタを下にして重ねずに並べたとき、1段に収まるのがちょうど25個です。重ねると上の実の重さで下の実がへこみます。4kgより大きい箱を頼んだら、入りきらないぶんは新聞紙に包んで台所に置いてください。
10度より冷たいところに置くと、トマトは熟さなくなります。赤くなったものは野菜室へ入れ、まだ青みの残るものは常温に置いて、赤くなってから移してください。
全部が赤くなったら、どのくらいもちますか
野菜室で1週間ほどです。食べきれないぶんは、ヘタを取って丸ごと凍らせてください。凍ったまま水に当てると皮がするりとむけるので、そのまま煮こみに使えます。
きゅうり
きゅうりは、畑で実っていたときと同じ向きに立てて冷やします。寝かせると、きゅうりは先を上へ向けるように曲がります。曲がるときに使われるのは、実にたまった糖です。
1本100gほどで、5kgなら50本あります。1本ずつ紙で包んでポリ袋へ入れ、口を軽く閉じて野菜室に立ててください。むき出しのままだと表面から水が抜け、2日でしなびます。紙で包めば、1週間はしなびません。
10度より冷たいところに長く置くと、皮に小さなくぼみが出ます。野菜室の中でも、冷気の吹き出し口を避けて置いてください。
50本を1週間で食べきるのは難しいので、半分は輪切りにして重さの2%の塩をふり、10分置いてから水気を絞ってください。絞ったきゅうりを保存袋へ入れて凍らせれば1か月もちます。解けたら、酢のものや和えものにそのまま使えます。
ズッキーニ
ズッキーニは、きゅうりに似ていますが、かぼちゃの仲間です。実がふくらむ前の若いうちに切り取るので、皮が薄く、種もやわらかいまま残っています。
皮が薄いぶん、切り口と表面から水が抜けやすい野菜です。水が抜けると身がしなびて、包丁を入れたときのしゃきっとした手ごたえがなくなります。1本ずつ紙で包んでポリ袋へ入れ、野菜室に立てておけば1週間もちます。
1本は200〜300gほどで、10本届くと2.5kgぶんです。皮をむかずに1センチの輪切りにして油で焼くと、切り口が色づいて甘みが出ます。
使いきれないぶんは、輪切りのまま凍らせれば1か月もちます。凍らせたズッキーニは炒めものやスープに使ってください。生のサラダには向きません。
なす
なすは、8度を下回るところに置くと果肉に茶色いしみが出ます。なすはもともと暑い土地の野菜で、冷えると細胞の膜がいたみます。いたんだところが、茶色いしみに見えるのです。
1本ずつ新聞紙で包んでから、野菜室へ入れてください。包むと冷え方がゆるやかになります。包まずに入れると、3日で皮のつやが消えてしまいます。皮の張りは中の水分で保たれているので、水分が抜けたぶんだけ実がしぼむのです。
6月に届くなすは、8月のものより皮がやわらかく、水分も多く残っています。焼きなすには6月のなすが向いています。魚焼きグリルで皮が黒くなるまで焼き、水にとって皮をむいてください。1本ずつ包んで凍らせれば1か月もち、解けたらそのまま出汁につけられます。
ピーマン
ピーマンは、ヘタの切り口から傷みます。切り口が乾いて黒くなり、その傷みが実の中へ広がっていきます。
届いたら、ピーマンを袋から出してください。袋の中には実から出た水がこもるので、切り口の傷みが早く進みます。1個ずつ紙で包んでからポリ袋へ入れ直すと、2週間もちます。
1袋150gほどで、中身は5〜6個です。種とわたは、ヘタのまわりに指を入れて押すと、かたまりのまま抜けます。包丁で切ってから取るより早く、実も欠けません。
凍らせるときは、先に切ってください。細切りにして生のまま袋へ入れれば1か月もちます。凍らせたピーマンは、炒めものや肉詰めの具に使ってください。丸ごと凍らせると、解けたときに実がつぶれます。
よくある質問
Q. じゃがいもは、生のまま凍らせられますか?
向きません。解けたときに中の水が抜けて、すかすかした食感になります。蒸してつぶしてから凍らせれば1か月もち、コロッケやポタージュにそのまま使えます。
Q. トマトが箱の中で1個つぶれていました。ほかの実も早く傷みますか?
つぶれた実から出た汁が触れたところから傷みます。受け取ったらすぐ箱から全部出して、つぶれたものを分けてください。残りは洗わずに並べます。洗うと、水がついたところから傷みが進みます。
Q. きゅうりを50本、何日で食べきれますか?
4人家族でサラダと酢のものに1日3本使うと、17日かかります。包んで野菜室に置けるのは1週間なので、そのままでは足りません。半分の25本を届いた日に塩もみして凍らせると、1か月に延ばせます。
Q. ズッキーニは皮をむいて使いますか?
むかずに使えます。皮が薄いので、そのまま焼いても口に残りません。切り口から水が抜けるので、使う直前に切ってください。
Q. なすのアクは、抜いたほうがよいですか?
炒めものと焼きなすなら、そのまま使えます。切ってから10分以上置くときだけ、水に3分さらしてください。切り口が空気に触れると茶色くなるので、色を残したい料理では先に水へ落とします。
まとめ
- 6月にも、予約しておく返礼品はない。とうもろこしの申し込みどきが6月で終わる
- 芋は休眠が終わると芽を出す。休眠が終わるまでの日数は温度で決まり、夏は1か月
- 10kgは100個。芽の出る前に使いきれるのは5人以上の家。3〜4人なら5kg箱へ
- トマトの甘さは根が吸う水の量で決まる。青みが残るものは常温へ
- きゅうりは立てて冷やす。5kgで50本、半分は塩もみして凍らせる
- ズッキーニはかぼちゃの仲間。紙で包んで立てれば1週間
- なすは8度を下回るとしみが出る。ピーマンはヘタの切り口から傷む
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6月の申し込みで、迷いやすいところ
表とカードでは書ききれない、締切の理由や選び分けをまとめています。
- ふるさと納税の新米、9月に探すともう遅い。先行予約の見方と、産地別の届く時期カレンダー
ふるさと納税の新米は、届く時期が産地で1か月半ずれます。九州は8月に着き、北海道は10月に着きます。人気の自治体は収穫前に締めるので、探すのは8月です。先行予約は3つの型に分かれます。
6月に見るものを、1つの表で
| もの | ひと言 |
|---|---|
| じゃがいも | 10kg箱が多いです。夏は1か月ほどで芽が出はじめます |
| トマト | 雨の少ない初夏に、甘みが濃くなる産地もあります |
| きゅうり | 1本100gほどで、5kgなら50本。立てて冷やすと1週間もちます |
| ズッキーニ | 旬は6〜8月で、1本200〜300gあります。紙で包んで立てておきます |
| なす | 6月から出はじめます。8度を下回ると果肉に茶色いしみが出ます |
| ピーマン | 1袋150gほど。ヘタから傷むので、届いたら袋から出します |
ほかの月と、ほかのカレンダー
ふるさと納税の決まりは、年ごとに見直されます。控除の上限額も、返礼品として出せる品の 基準も、去年と同じとはかぎりません。申し込む前に、自治体と、さとふる・楽天ふるさと納税 などの申込サイトの記載を確かめてください。