シワに使うもの、選び方
読み終わると、いまのシワが乾燥による小ジワか、真顔でも残る深いシワかを、鏡の前で見分けられます。塗って届く範囲と、塗っても届かない範囲も分かります。
何が起きているか
笑ったあとの線が消えないまま、しばらく顔に残っている。写真を見返すと、線の入ったところだけ年齢が出て見えます。
浅いシワは、いちばん上の層(角層=はがれ落ちる手前の細胞が重なった層)の水分が減って、表面がしぼんだものです。深いシワは、その下の真皮まで進んだものです。
真皮(肌を内側から支えている層)でコラーゲンが減り、肌をもち上げる力が落ちています。浅いシワと深いシワでは起きている深さがちがうので、手に取る箱も分かれます。

肌は、外から順に表皮と真皮でできています。表皮のいちばん上、ラップ1枚ぶんの薄さのところが角層(はがれ落ちる手前の細胞の層)です。
浅いシワは、角層の水分が減って表面がしぼんだ状態です。角層は水を含むとふくらむので、保湿を足すと表面のしぼみが浅くなります。
ただし、しぼみが浅くなると言えるのは、効能評価試験を通ったものだけです。箱に「乾燥による小ジワを目立たなくする(効能評価試験済み)」とあるかを見ます。
浅いシワか深いシワかは、真顔に戻って鏡を見ると分かります。表情を消して線が消えるなら浅いシワ、真顔でも線が残るなら深いシワです。
深いシワでは、真皮のコラーゲンが減り、肌を内側から支える力が落ちています。落ちた支えの分は、外から塗るもので埋め戻せません。真皮のコラーゲンを傷めるのは紫外線です。
紫外線を浴びた量のちがいは、何年もかけて、深いシワのちがいとして表れます。
チェックするポイント(効能)
効能とは、その商品が「何をするもの」として売られているかです。 書ける効能は法律で決まっていて、化粧品(いまの状態を保つもの)、 医薬部外品(国が効き目を認めた成分が、決まった量だけ入ったもの。 パッケージに「薬用」と書かれています)、一般用医薬品(薬局・ドラッグストアで買える薬)の 3つで中身が違います。下の言葉がパッケージにあるものは、この悩み向けに作られています。
| 区分 | パッケージに書ける効能 |
|---|---|
| 医薬部外品(薬用) | 「シワを改善する」 |
| 化粧品 | 「乾燥による小ジワを目立たなくする(効能評価試験済み)」 |
真顔でも線が残るなら、箱に「シワを改善する」と書いてあるものを取ります。真顔で線が消えるなら、「乾燥による小ジワを目立たなくする(効能評価試験済み)」とあるほうで足ります。どちらも書いていない保湿クリームは、うるおいを与えるまでのものです。
チェックするポイント(成分)
- ニールワン … 医薬部外品の有効成分です。この名前が入っていると、箱に「シワを改善する」と書けます
- 純粋レチノール … こちらも箱に「シワを改善する」と書ける有効成分です。ただし塗りはじめに皮むけや赤みが出ることがあるので、下の「気をつけること」を先に読んでください
- ナイアシンアミド(ビタミンB3の仲間) … こちらも有効成分です。「シワを改善する」と「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」の両方で承認があります。メラニンというのは、日ざしから肌を守るためにつくられる色のもとです。シワとシミが両方気になるなら、1本で兼ねられます
気をつけること
純粋レチノールは、使いはじめに、塗ったところの皮むけや赤みが出ることがあります。2〜3日おきに少量から始めてください。
同じ日に、ピーリングやスクラブなど角質(はがれ落ちずに残った古い細胞)を落とすものと重ねないでください。
レチノールは日ざしを浴びると分解するので、塗るのは夜にして、朝は日焼け止めを塗ります。塗ったところがひりひりするときは、レチノールを塗るのをやめてください。
目のまわりに使えると箱に書いていないものは、目のきわに塗りません。
シワにおすすめの商品
下に並べた商品は、真顔でも線が残る深いシワに向けたものです。化粧水・クリーム・乳液をそろえる必要はありません。「シワを改善する」と書いてあるクリームか美容液が、まず1本あれば構いません。真顔で線が消える浅いシワなら、「乾燥による小ジワを目立たなくする」と書いてある保湿クリームのほうで足ります。
商品は楽天で探して、★4.3以上のものを、レビューの多い順に並べています。 ★の数も価格も、売り切れかどうかも日ごとに書き替わります。押した先の商品ページで、いまの表示を確かめてください。
肌に合わないときは使用を中止し、症状が続くときは皮膚科へ。
ほかの悩み
- 毛穴 読み終わると、自分の毛穴が詰まり・開き・黒ずみのどれなのかを、指1本で見分けられます。3つのどれに当たるかで、買うものが落とすほうか塗るほうかに分かれます。
- シミ・そばかす 読み終わると、いま顔にあるシミが「つくられる量」と「出ていく量」のどちらの問題かが分かります。そのうえで、防ぐための美容液を買うか、皮膚科で相談するかを決められます。
- くすみ くすみの原因は、血のめぐり・古い角質(はがれ落ちずに残った肌の表面の細胞)・糖化の3つに分かれます。糖化とは、余った糖がたんぱく質とくっついて、肌に黄色っぽい色がつくことです。読み終わると、自分のくすみが3つのどれなのかを、試して答えが出るまでの日数(1日・4週間・2〜3か月)を使って見分けられます。
- ニキビ 読み終わると、いまのニキビが4つの段階のどこにいるかが分かります。箱に「ニキビを防ぐ」と書いてある1本を使う時期と、皮膚科へ行く時期を、自分で決められます。
- たるみ 読み終わると、顔を支えているのが皮膚の弾力・皮下脂肪・骨の3つだと分かります。化粧品を塗って手が届くのは、そのうち皮膚の弾力だけです。
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- 赤み・酒さ 読み終わると、頬の赤みが一時的なものか、数週間続いているものかが分かります。そのうえで、いま使っている化粧品を替えるのが先か、皮膚科で見てもらうのが先かが決まります。
- テカリ・皮脂 読み終わると、いまのテカリが皮脂の出しすぎなのか、落としすぎの反動なのかが分かります。洗う回数を増やす以外の手も見つかります。
- 目の下のクマ 読み終わると、青クマ・茶クマ・黒クマのどれかを、鏡の前の2つの動作で見分けられます。塗るもので向かえるのは茶クマの色素と、目の下の乾燥までで、くぼみの影と血のめぐりには届きません。
- 肌あれ 読み終わると、いつもの化粧水が急にしみるときは、先に肌の側を疑えばよいと分かります。荒れている間にやめる化粧品も決まります。
- かかと・ひじのガサガサ 読み終わると、かかとの角層(肌のいちばん外側にある、はがれ落ちる手前の細胞の層)が顔よりずっと厚いことが分かります。顔用の乳液では届かないわけと、選ぶ尿素の濃さも決まります。
- 日焼け・UV対策 読み終わると、SPFとPAが防ぐ相手の違いが分かり、場面ごとに要る数字と、1回に塗る量が決まります。
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