ふるさと納税で大根を探すと、「5本」「10本セット」のように本数で書いたページが並びます。5本なら置けそうだと思って、申し込みたくなりますよね。
ところが、大根は品種によって1本の重さが違います。青首大根の5本はおよそ5キロです。三浦大根の5本は、ページによっては15キロを超えます。
量を決めるのは本数ではなく、品種です。
もうひとつ、1本の中でも、葉に近い上のほうは甘く、先のほうは辛くなります。届いた日に部位で分けておくと、どこを何に使うかがその場で決まります。
この記事はこんな方に向けて書いています
- 青首・三浦・聖護院・桜島のどれを頼むか決めたい
- 「5本」「10本」と書かれた箱が何キロになるのか知りたい
- 葉付きの大根が届いた日に、どう置けばよいか知りたい
返礼品の大根は「本」で書かれていて、1本の重さは品種で違います
返礼品(寄付のお礼に届く品)の大根は、多くのページが本数で量を書いています。キロで書いてあっても、「約10kg(8〜10本)」のように本数が並びます。
本数をそろえて比べても、箱の重さはそろいません。品種ごとに、1本の重さが違うからです。
| 品種 | 形 | 1本の重さ | 出どころ |
|---|---|---|---|
| 青首大根 | 細長く、首が緑 | 1kg前後 | 北杜市・山武市の葉付き大根の返礼品ページ(品種名の記載なし。10本で約10kg) |
| 三浦大根 | 真ん中が太い | 2〜4kg | 神奈川県農業技術センター(根の重さ2.1〜2.9kg)、三浦市の返礼品ページ(3〜4kg) |
| 聖護院大根 | 大きく丸い | ページの表記で確かめる | 京都府山城広域振興局 |
| 桜島大根 | かぶのように丸い | 平均10〜20kg | 鹿児島市 |
同じ5本でも、青首大根なら5キロ前後、三浦大根なら10キロから20キロになります。桜島大根は1本で10キロを超えます。
申し込む前に、本数を品種の重さに掛けて、キロに直してください。
青首大根は1本1kg前後で、いちばん多く出回る大根です
青首大根は、葉の付け根の近くが緑色になる大根です。新潟県村上市の資料によると、葉の付け根が日に当たって緑になるので、この名前で呼ばれています。
千葉県の紹介ページは、青首大根を「主流」としています。甘みが強く、生でも煮物でも使える品種です。
品種名の書いていない返礼品は、写真で首の色を見てください。首が緑なら青首大根です。山梨県北杜市の葉付き大根は10本で10キロ程度、千葉県山武市の葉付き大根は約10キロで8〜10本です(2026年10月時点の返礼品ページ)。どちらも、1本あたり1キロ前後になります。
5キロ箱なら5本前後、10キロ箱なら10本前後と見ておけば、大きく外れません。
三浦大根は1本2〜4kgで、年末に出荷される大根です
三浦大根は、神奈川県の三浦半島で作られてきました。
三浦大根は、真ん中がいちばん太い形です。神奈川県農業技術センターの調査では、根の直径は上から1割のところで6センチ前後、真ん中で9センチ前後でした。根の長さは43〜51センチ、根の重さは平均で2.1〜2.9キロです。
この形は「中ぶくら」と呼ばれます。同じセンターの資料は、三浦大根を年末の正月用の品として出荷していると書いています。
三浦市の返礼品のひとつが、神奈川県三浦市 三浦大根 5本(15〜20kg)です。1本3〜4キロの三浦大根が5本入るので、箱の重さは15〜20キロです。返礼品ページは、繊維が細かく柔らかく、煮崩れしにくい大根と紹介しています(2026年10月時点)。
このページは配送日を指定できません。家にいられない日があるなら、申し込むときに備考欄へ書いてください。
聖護院大根と桜島大根は丸い大根で、生の返礼品は見つかりにくい品です
聖護院大根は、京都の冬の大根です。京都府山城広域振興局の資料によると、収穫は11月中旬から2月上旬です。形は大きくて丸く、長く煮ても煮崩れしにくく、甘く柔らかくなります。
桜島大根は、鹿児島県の桜島周辺で作られる丸い大根です。鹿児島市によると、1本の重さは平均10〜20キロで、収穫の最盛期は1月中旬から2月上旬です。煮込むと味のしみこみが早く、柔らかいのに煮崩れしにくいと紹介されています。
聖護院も桜島も、煮物に向く品種です。
楽天市場のふるさと納税で品種名を入れて探すと、並ぶのは乾燥させた聖護院大根や、桜島大根を使ったサプリメントでした(2026年10月時点)。生の丸ごとの返礼品は、見つかりませんでした。
丸い大根で煮物を作りたいときは、どうすればよいですか
返礼品で生のものを探すなら、品種名で探したあと、商品名に「乾燥」や「サプリ」が入っていないかを見てください。見つからないときは、三浦大根を探してください。三浦大根も煮崩れしにくい品種です。
1本の大根は、葉に近い上のほうが甘く、先のほうが辛くなります
品種を選んだら、次は1本の中の話です。
JAグループの「とれたて大百科」によると、大根は葉に近い部分ほど甘く、先に近い部分ほど辛みが強くなります。
上が甘い理由を、村上市の資料は、地面に近い上のほうが寒さで凍らないように糖度を上げるためと説明しています。先のほうが辛いのは、土の中の虫よけに辛み成分が働くからです。資料はどちらも「といわれています」と結んでいます。
上・中・下に分けると、使い道が決まります
部位ごとの使い道は、JAグループと京都府福知山市の資料でほぼ同じです。
| 部位 | 味 | 向く料理 | 出どころ |
|---|---|---|---|
| 上(葉に近いところ) | 甘い | サラダ、大根おろし、酢の物 | JAグループ、福知山市 |
| 中(真ん中) | 甘さと辛さの間 | おでん、ふろふき大根、煮物、炒め物 | JAグループ、福知山市 |
| 下(先のほう) | 辛みが強い | 薬味、漬物、スープ | JAグループ、福知山市 |
届いた日に1本を3つに切り分けておくと、上は生で、中は煮物に、下は薬味と漬物に回せます。
三浦大根のように真ん中が太い大根は、煮物に使う中の部分を多く取れる形です。
葉付きで届く大根は、葉を落とす作業が1つ増えます
返礼品の中には、葉を付けたまま届く大根もあります。
北杜市の返礼品ページによると、店で葉付きの大根をあまり見かけないのは、鮮度を保つためと、発送の箱を小さくするためです。同じページは、葉付きを鮮度のよい証としています。
葉付きの大根は、届いた日に葉を切り落とします。村上市の資料によると、葉を付けたままにすると葉が栄養と水分を取り、根の中がすかすかになります。福知山市の資料によると、葉の部分から水分が抜けて、1〜2日でしおれます。
北杜市の山梨県北杜市 葉付き大根 10本(約10kg)は、葉を付けた大根が10本で、10キロ程度です。申し込めるのは2026年11月30日まで、発送は11月上旬から12月上旬です。常温で届き、賞味期限は出荷日から5日です(2026年10月時点の返礼品ページ)。
5日で使い切れない本数は、届いた日に凍らせるつもりで申し込んでください。
切り落とした葉も食べられます。JAグループは、刻んでごま油で炒め、かつお節とだし醤油で味を調える食べ方を紹介しています。
届いた根は、新聞紙で包んで立てて冷やします
葉を落としたあとの根は、乾かないように包んでください。
JAグループの「とれたて大百科」は、根を新聞紙かラップに包み、野菜室に立てて保存する方法を紹介しています。葉の扱いは、すぐに食べるか、下ゆでしてから冷蔵か冷凍にするかのどちらかです。
日持ちは、返礼品ページにも書いてあります。
| 返礼品 | 書いてある日持ち |
|---|---|
| 三浦市の三浦大根 | 常温で5日間、冷蔵で2週間 |
| 北杜市の葉付き大根 | 出荷日から5日 |
| 飛騨市の寒熟だいこん | 約2週間 |
どれも2026年10月時点の返礼品ページの表記です。三浦市のページでは、冷蔵で2週間の大根が、常温だと5日になります。
使い切れない大根は、切ってから凍らせます
冷蔵庫に入りきらない本数は、届いた日に切って凍らせてください。
農林水産省の「冷凍ワザ」の記事は、料理しやすい大きさに切り、水気をふき取ってから冷凍用の袋に入れる方法を紹介しています。袋の空気を抜いて平らにならし、金属のトレーにのせて凍らせます。
保存は3週間が目安です(同じ記事)。
使うときは解かさずに、凍ったまま沸騰した煮汁に入れて煮込みます。生で食べる上のほうは、凍らせずに冷蔵で先に使うのが向いています。
発送の時期は、品種と産地で違います
大根の返礼品の届く月は、品種と産地で分かれます。
| 返礼品・品種 | 届く時期 | 出どころ |
|---|---|---|
| 北杜市の葉付き大根 | 11月上旬〜12月上旬 | 返礼品ページ |
| 三浦大根 | 年末(正月用の出荷) | 神奈川県農業技術センター |
| 飛騨市の寒熟だいこん | 1月下旬ごろから順次 | 返礼品ページ |
| 山武市の葉付き大根 | 2月上旬から | 返礼品ページ |
北杜市の葉付き大根は、申し込みの締切が2026年11月30日です。締切のあるページは、届く時期の欄と一緒に確かめてください。
岐阜県飛騨市の岐阜県飛騨市 寒熟だいこん 約4.5kgは、約4.5キロに2〜6本が入ります。標高900メートルの山之村地区で育った秋の大根を、土室で1か月以上寝かせてから送る品です。冷蔵で届きます(2026年10月時点の返礼品ページ)。
このページの口コミには「とても甘くて美味しい」という声と、「普通の大根でした」という声の両方があります。4.5キロは、青首大根の10キロ箱の半分ほどの量です。
寄付がどの年の分になるかと、控除の上限は、自治体とふるさと納税サイトの案内で確かめてください。
やりがちな間違い
大根の返礼品で、届いてから困りやすい間違いを並べます。
1つめは、本数だけを見て申し込むことです。三浦大根の5本は、青首大根の5本の2〜4倍の重さになります。
2つめは、葉付きの大根を葉を付けたまま置くことです。葉が根の水分を取るので、根の中がすかすかになります。届いた日に、葉の付け根から切り落とします。
3つめは、常温で置いたまま日数がたつことです。三浦市のページでは、冷蔵で2週間の大根が、常温だと5日になります。
葉付きの10本が届いたら、葉を落とす、3つに切る、包んで冷やす、入らない分を凍らせる、の順で、届いた日のうちに済ませてください
よくある質問
Q. 三浦大根と青首大根は、どちらを選びますか?
煮物に多く使うなら三浦大根、生でも煮物でも使うなら青首大根です。三浦大根は1本2〜4キロと重く、煮崩れしにくい品種です。青首大根は1本1キロ前後なので、扱いやすい大きさになります。
Q. 「5本」の箱は、何キロになりますか?
青首大根なら5キロ前後、三浦大根なら10〜20キロです。品種名が書いていないときは、写真で首の色を見てください。首が緑なら青首大根です。
Q. 大根おろしが辛くなるのは、なぜですか?
先のほうをおろしているからです。先に近いほど辛みが強くなります(JAグループ)。甘いおろしにするなら、葉に近い上のほうを使います。
Q. 切り落とした葉は、捨てますか?
食べられます。すぐに食べるか、下ゆでしてから冷蔵か冷凍にしてください。刻んでごま油で炒める食べ方もあります(JAグループ)。
Q. 凍らせた大根は、生のまま食べられますか?
凍らせたものは、煮物や汁物に使います。農林水産省の記事は、凍ったまま沸騰した煮汁に入れる使い方を紹介しています。サラダに使う上のほうは、凍らせずに冷蔵で先に使ってください。
Q. 冬の野菜をまとめて頼むと、置き場所は足りますか?
白菜やねぎと一緒に頼むと、箱の重さは10キロを超えることがあります。置き場所の数え方は、冬野菜の量と置き場の記事に書いています。
まとめ
- 返礼品の大根は本数で書かれていて、1本の重さは品種で違う
- 青首大根は1本1kg前後、三浦大根は2〜4kg、桜島大根は平均10〜20kg
- 三浦大根は真ん中がいちばん太く、年末に正月用として出荷される
- 聖護院大根と桜島大根は、生の返礼品が見つかりにくい
- 1本の中では、葉に近い上が甘く、先のほうが辛い。上は生で、中は煮物、下は薬味と漬物に
- 葉付きの大根は、届いた日に葉を切り落とす
- 根は新聞紙かラップで包み、立てて冷やす。入らない分は切って凍らせ、3週間を目安に使う
申し込む前に、本数を品種の重さに掛けてキロに直してください。そこから、届いた日に冷蔵と冷凍へ分ける量が決まります。
12月に届くほかの野菜と並べて見るなら、12月の旬の野菜へ。
月ごとの申し込みどきは、野菜の旬カレンダーに1月から12月まで並べてあります。
この記事で挙げたものを、もう一度並べます。
商品は楽天で探して、★4.3以上のものを、レビューの多い順に並べています。 ★の数も価格も、売り切れかどうかも日ごとに書き替わります。押した先の商品ページで、いまの表示を確かめてください。
この話に出てきた返礼品を、まとめて見る
- 12月の野菜
白菜は1玉2〜3kg、じゃがいもは10kg箱で届きます。野菜の多くは、旬の月に申し込んでも間に合います。申し込む月を考える前に、届いた野菜の置き場所を決めてください。 - ふるさと納税 野菜の旬カレンダー
白菜は1玉2〜3kg、じゃがいもは10kg箱で届きます。野菜の多くは、旬の月に申し込んでも間に合います。申し込む月を考える前に、届いた野菜の置き場所を決めてください。
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