ふるさと納税で冬野菜を申し込むと、丸ごとの白菜が1〜2玉、大根が3〜5本、ねぎが2〜3キロ届きます。段ボールを開けてから、置く場所に困ることがあります。
野菜室はすでに埋まっていて、丸ごとの1玉を入れる隙間がありません。
白菜も大根もねぎも、0度から10度の冷たくて暗いところに置けば、野菜室に入れなくても日持ちします。
困るのは、その0度から10度の場所が家に少ないときです。暖房を入れた居間しか空いていない家では、丸ごとの白菜が数日でしなびます。
置ける場所の数は家ごとに違います。それでも返礼品(寄付のお礼に届く品)のページには、重さしか書いてありません。
この記事はこんな方に向けて書いています
- 2玉の白菜と5本の大根が届いて、置き場に困っている
- 3キロ・5キロ・10キロのどれを選ぶか決まらない
- 12月に申し込んで、受け取れる日が読めない
冬野菜の返礼品は、玉と本とキロが混ざって届きます
自治体は、鍋の材料をひととおりそろえる単位で箱を組んでいます。白菜で1〜2玉、大根で3〜5本、ねぎで2〜3キロです。
売り場では、白菜を4分の1に、大根を半分に切って並べています。返礼品では、その売り方をほとんど見かけません。畑から抜いたものを、そのまま箱へ詰めて送るからです。
数える単位も、品ごとにばらばらです。白菜は玉、大根は本、ねぎとにんじんはキロで数えます。同じ「5」でも、5玉と5本と5キロでは箱の大きさが違います。
品を分けて申し込めば、箱も別々です。2つの品を違う自治体に頼めば、着く日もそろいません。置き場を空けて待つ日が2回になるので、冬野菜は1つの自治体の1箱にまとめるのがおすすめです。待つ日が1回で済みます。
届く量を、キロと床の広さに直します
1つあたりの重さは、品ごとにだいたい決まっています。
| 品 | 1つの重さ | よく並ぶ箱 | キロに直すと |
|---|---|---|---|
| 白菜 | 1玉2〜3kg | 1〜2玉 | 2〜6kg |
| 大根 | 1本1kg前後 | 3〜5本 | 3〜5kg |
| ねぎ | 1kgで5〜6本 | 2〜3kg | 2〜3kg |
| にんじん | 1本150〜200g | 5kg(30本ほど) | 5kg |
| ほうれん草 | 1束200gほど | 10束ほど | 2kgほど |
右の欄だけを縦に読むと、いちばん重いのはにんじんの5キロです。いちばん軽いのは、ねぎとほうれん草の2キロです。白菜2玉と大根5本にねぎ2キロを足すと、合わせて11〜13キロになります。
床の広さにも直せます。白菜1玉は直径が20センチ前後、高さが25センチから30センチです。紙に巻いて立てると、25センチ四方の床が埋まります。2玉なら、幅50センチ・奥行25センチの床が要ります。
日持ちは、置いた場所の温度で決まります

どの野菜も、畑から抜いたあとも呼吸を続けます。たくわえた糖と水分を使うので、置いているあいだに甘みが抜け、葉から水が逃げてしなびます。
まわりの温度が高いほど、呼吸は速くなります。
そのため、冬野菜が何日もつかは、冷蔵庫の大きさではなく、置いた場所の温度で決まります。10度の玄関に置いた1玉と20度の居間に置いた1玉では、しなびるまでの日数が違います。
野菜室も、0度から10度の場所のひとつです。ただし、入る量が少ない。11〜13キロぶんを丸ごと入れられる野菜室は、家庭用にはありません。そこで、家の中から置き場を探します。
暖房の入った部屋には、0度から10度の床がありません。居間は18度から20度ほどです。暖かいところに置くと、白菜の芯が伸びて葉の付け根が持ち上がり、葉のあいだにすき間ができます。食べられなくなるわけではありませんが、中身が減ります。芯が葉の養分を使うので、葉が薄くなって甘みが落ちます。
冷暗所という言葉は、0度から10度くらいで日の当たらない場所を指しています。
0度から10度の場所を、家の中で数えます
数えるのは、冬のあいだ暖房が入らず、夜も氷点下まで下がらない場所です。玄関、北側の部屋、階段と廊下、暖房を切っている和室が候補になります。
その数は、家の造りしだいです。北海道や東北に多い家じゅうを暖める住まいでは、廊下も玄関も20度近くになります。冷たい一角が無い家では、使えるのは野菜室の中だけです。
いっぽう、本州の木造住宅の廊下は、朝に5度を下回る日があります。土間や北向きの窓ぎわは、夜に氷点下まで下がる日も出ます。
畑の白菜が霜に当たって甘くなるのは、根が張ったまま立っているあいだの話です。抜いたあとの玉を凍る温度と溶ける温度のあいだで何日も行き来させると、水がしみ出して葉がくたっとします。野菜が凍りはじめる温度は水より低く、品によっても育ち方によっても前後します。数字で線を引くより、夜に氷点下が続く場所は候補から外すと決めておくほうが迷いません。
ベランダに出しておけば、いちばん冷たくありませんか
ベランダは候補から外してください。日が当たる時間があると、箱の中は昼に20度を超え、夜は氷点下まで落ちます。1日の上がり下がりが、どの品にもいちばんこたえます。
候補が決まったら、確かめ方は2つあります。ひとつは、暖房が入る前の朝にそこへ入ってみることです。居間よりはっきり冷たいと感じるなら、候補として残します。
もうひとつは、最低と最高を記録できる温度計を1つ置くことです。朝に前の晩の最低を、夕方に日中の最高を読みます。
見るのは、いちばん冷えこんだ日の朝の目盛りです。申し込むのは11月から12月で、箱を置くのは12月から2月です。申し込むころに測った場所は、真冬にはさらに冷えます。目盛りちょうどで決めず、余裕を見てください。
数えた数から、申し込む箱の重さを決めます
数えた結果を、申し込む前の判断に使います。見るのは、0度から10度の場所に箱をいくつ置けるかの1点です。
| 家の状態 | 置ける広さ | 向く箱 |
|---|---|---|
| 家じゅうを暖めている/屋内が夜に氷点下になる | 野菜室の空きだけ | 3kg前後を1つ |
| 玄関や廊下が冷たい | 人が通るので、足元の一角だけ | 5kg前後を1つ |
| 暖房を切った部屋がある | 床に箱をそのまま置ける | 10kg箱を1つ |
玄関も廊下も人の通り道なので、箱を置けるのは幅50センチほどの足元だけです。暖房の入らない部屋なら、床の真ん中に箱を置いたままにできます。足元しか使えないか床を広く使えるかが、5キロと10キロの分かれ目です。
はじめて申し込む年は、3キロか5キロの箱を1つにしておくと、置き場の見当が付きます。10キロ箱なら、白菜で4玉前後、大根で10本前後です。
食べ切る日数から決めるやり方もあります。ただ、傷むかどうかは、食べる速さではなく置き場の温度で決まります。0度から10度に置けた白菜なら、丸ごとで3週間から1か月が目安です。その日数のうちに食べ切れる箱にしておけば、腐らせる心配はいりません。
置ける広さのほかにも、先に決めておくことがあります。野菜室がふだんから埋まっているなら、届いた日に切って凍らせるところまで決めておきます。平日の昼に荷物を受け取れないなら、箱の大きさより先に、お届け日を指定できるページに絞ってください。
野菜セットは、品目の書いてあるページだけにします
重さが決まったら、次はどのページで申し込むかです。野菜セットには、何が入るのかを書いていないページがあります。「旬の野菜10品」とだけ書いてあると、白菜の入るセットなのか、葉物ばかりなのかが分かりません。
置き方は品ごとに変わるので、中身が分からないと置き場も決まりません。白菜2玉を置くつもりで玄関を空けても、届いたのがほうれん草とブロッコリーなら、使うのは野菜室だけです。
選ぶなら、品目を書いてあるページにしてください。入る野菜の名前が並んでいる冬の詰め合わせのように入る野菜の名前が並んでいれば、届く前に置き場を割り振れます。
セットは量が多く、単品で申し込むより品数も増えます。ただし、品目が書いてあっても、1玉ずつの大きさまでは決まっていません。畑から抜いたものがそのまま入るので、同じ1玉でも2キロのことも3キロのこともあります。
品目の書いていないセットを選ぶなら、丸ごとの白菜が2玉入っていても置ける一角を、先に空けておいてください。野菜室の1段では足りません
受け取る日を決めてから、申し込みます
品目の次は、いつ届くかを見ます。12月は、ふるさと納税の申し込みが1年でいちばん集まる月です。その年の寄付として数える区切りが年末にあるからです。区切りの日付は、自治体とポータル(申し込みサイト)の案内で確かめてください。
同じ月は、宅配便の荷物も多い時期です。歳暮と年賀の品が重なるので、着く日がずれることもあります。
留守にして受け取れないと、野菜は傷みます。持ち戻った荷物は常温の営業所で預かられ、手元へ戻るまでに1日か2日かかります。そのあいだに、ねぎは葉先から黄色くなります。
ページで見るのは3つです。お届け日を指定できるか。発送時期が順次発送(用意できたものから送る出し方)とだけ書かれていないか。年末年始の発送休みが書いてあるか。
順次発送とだけ書いてあるページでは、着く日を選べません。留守がちなら、そのページは候補から外して、お届け日を指定できるものに絞ってください。
産地直送の長ねぎ3kg(大分県産)のような3キロの箱なら、置き場所は1か所で足ります。お届け日を指定できる欄のあるページなら、家にいる日に合わせて届けてもらえます。
届いた日にやることは、品ごとに違います
置き場が決まったら、次は品ごとの置き方です。
白菜は、外葉を付けたまま新聞紙で巻きます。外葉は中の葉を守る覆いなので、はがすとそこから乾きます。巻いたら、根を下にして立ててください。
大根は、葉を根元から切り落とします。葉を付けたままにすると葉が根の水分を吸い上げ、身に細かいすき間が残るためです。切り落としてから紙で包み、立てておきます。
ねぎは、土を落とさずに包みます。土の付いた白い部分は、乾きが遅くなります。
にんじんは、袋から出します。袋の中は湿気がこもり、そこから黒い点が出ます。出したら1本ずつ紙に巻いてください。
ほうれん草だけは、置き場が野菜室です。葉が薄いので、玄関に置くと2日か3日で乾いてしまいます。
| 品 | 届いた日にやること | 置き方 | 0度から10度での日持ち |
|---|---|---|---|
| 白菜 | 外葉を取らない | 紙に巻き、根を下に立てる | 丸ごとで3週間から1か月 |
| 大根 | 葉を根元から切り落とす | 紙に巻いて立てる | 丸ごとで2〜3週間 |
| ねぎ | 土を落とさない | 紙に巻いて立てる | 1〜2週間 |
| にんじん | 袋から出す | 1本ずつ紙に巻く | 2〜3週間 |
| ほうれん草 | 袋から出して包み直す | ぬらした紙で包み、袋へ入れて野菜室に立てる | 野菜室で3日から5日 |
ねぎを寝かせて置くと、先が上へ向いて曲がってきます。畑で育ったときと同じく、立てて置くほうが無理がありません。白菜も大根も、根を下にして立ててください。
切った状態で届くページもあります。半分に切って袋に入れてあるものなら、届いた日からそのまま冷蔵庫に入ります。ただし、そうしたページは多くありません。商品名に「カット」や「1/2」と入っているものを探してください。検索の窓に品名とカットを並べて入れると、候補を絞れます。
やりがちな間違い
置き場を決めたあとにも、間違えやすい点が残ります。
1つめは、冷たい一角があるのに、野菜室から先に埋めることです。野菜室は狭く、丸ごとの白菜を1玉入れただけで一段が埋まります。入り切らなかった品を暖かい居間に置くと、最初に傷むのは葉物です。野菜室は、ほうれん草のような薄い葉のもののために空けておきます。丸ごとの白菜と大根は、野菜室より冷たい玄関に置くほうが長くもちます。
2つめは、段ボール箱をそのまま置くことです。野菜が箱の中で呼吸すると、出た水分の逃げ場が無く、内側に水滴が付きます。届いた日に箱から出して、1つずつ包み直してください。
3つめは、大根の葉を付けたまま置くことです。葉が根から水を吸い上げるので、身がすかすかになります。切った葉は、刻んで炒めものに使えます。
4つめは、まとめて洗うことです。野菜はぬれた面から傷みます。泥は、使う日に落とします。
置き場が足りないときは、届いた日に凍らせます
置ける広さより箱が大きかったときは、届いた日のうちに切って凍らせてください。しなびてから凍らせると、抜けた水分が戻らないままになります。
白菜は、ざく切りにして冷凍用の袋へ入れます。凍ったまま鍋にも味噌汁にも入れられ、玉のまま置くよりかさばりません。1玉で袋2〜3枚ぶんです。
ねぎは小口切りにして凍らせます。大根は皮をむいていちょう切りにしてから凍らせると、煮るときに早く火が通ります。
凍らせた野菜には弱いところもあります。生のまま食べる浅漬けやサラダには使えません。凍るときに細胞が壊れて、解けると水が出るからです。しゃきしゃきした歯ごたえは、早く凍らせても戻りません。凍らせた野菜は、煮るか、炒めるか、鍋に入れて使います。
輪切りにして干す方法もあります。しまう場所と違って、干す場所は屋外でかまいません。ざるに広げて、風の通るベランダか窓の外へ出します。切り干しにするなら、夜に凍っても困りません。冬の乾いた風なら、数日で仕上がります。
冷凍庫にも空きがありません
切ってから塩をふって水を絞ると、生のままより小さくまとまります。絞ってから凍らせれば、袋1枚に収まります。
よくある質問
Q. 白菜1玉は、冷蔵庫に入りますか?
丸ごとでは、たいてい野菜室に入りません。1玉は直径20センチ前後、高さ25センチから30センチです。半分に切って、断面をラップでふさげば入ります。ただし切り口から乾くので、丸ごとより早く傷みます。冷たい一角があるなら、丸ごとのままそちらへ置いてください。
Q. 暖房の入った部屋にしか置けないときは、どうしますか?
届いた日に切って、冷蔵庫と冷凍庫へ分けてください。丸ごとのまま20度の部屋に置くと、白菜の芯が伸び、大根の水分が抜けるためです。申し込む箱を3キロ前後にしておけば、切って袋へ入れる作業は届いた日の一度で終わります。10キロ箱は冷凍庫に一度で入らないので、何日かに分けることになります。
Q. 大根の葉は、捨てますか?
刻んで使えます。葉を切り落とすのは、葉が根から水を吸い上げるからです。葉が傷んでいるわけではありません。ごま油で炒めるか、塩もみにします。
Q. 野菜セットの中身は、申し込む前に分かりますか?
品目を書いてあるページなら分かります。「旬の野菜10品」とだけのページは、採れたものを詰めて送るので、自治体でも先に決められません。
Q. 12月に申し込むと、年内に届きますか?
年内に届く自治体と、年明けになる自治体があります。届く時期は、申し込んだ日よりその自治体の発送の予定で決まります。ページの発送時期の欄に、年内発送と書いてあるかを見てください。書いていないページで年内に受け取りたいなら、お届け日を指定できるページに絞るほうが早く決まります。
まとめ
- 冬野菜の返礼品は、白菜で1〜2玉、大根で3〜5本、ねぎで2〜3キロという箱の単位で届く
- 単位がそろっていないので、キロに直してから箱の大きさを比べる
- 何日もつかは、冷蔵庫の大きさではなく、置いた場所の温度で決まる
- 野菜室も0度から10度の場所だが、丸ごとの白菜は入らない。そこで家の中の冷たい一角を数える
- 数えた一角に箱をいくつ置けるかで、3キロ・5キロ・10キロを選び分ける
- 白菜は外葉を付けて立てる。大根は葉を落として立てる。ねぎは土を落とさない。ほうれん草だけ野菜室へ
- 野菜セットは中身が固定でないので、品目を書いてあるページを選ぶ
- 12月は申し込みが集まって宅配便も混むので、着く日がずれる。留守に当たると、手元へ戻るまでの1日か2日で葉先が黄色くなる
- 置ける広さより箱が大きいときは、届いた日にざく切りにして凍らせる
まず、0度から10度に保てる一角に箱をいくつ置けるかを数えてください。そこから箱の重さを選んで、寄付額のページを開きます。
12月に並ぶ品は、12月の旬の野菜にまとめてあります。
この記事で挙げたものを、もう一度並べます。
商品は楽天で探して、★4.3以上のものを、レビューの多い順に並べています。 ★の数も価格も、売り切れかどうかも日ごとに書き替わります。押した先の商品ページで、いまの表示を確かめてください。
この話に出てきた返礼品を、まとめて見る
- 12月の野菜
白菜は1玉2〜3kg、じゃがいもは10kg箱で届きます。野菜の多くは、旬の月に申し込んでも間に合います。申し込む月を考える前に、届いた野菜の置き場所を決めてください。
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